誤って削除した写真やファイルを復元できる無料データリカバリーツール。
誤って削除した写真やファイルを復元できる無料データリカバリーツール。
票 (90票)
プログラムライセンス 無料
バージョン 7.2
次のOSで利用可能 Windows
票
(90票)
次のOSで利用可能
Windows
プログラムライセンス
無料
バージョン
7.2
PhotoRecは、誤って削除した写真をはじめ、文書やアーカイブなどの「失われたファイル」を復元するための無料データリカバリーツールです。ファイルシステムの状態に左右されにくい設計で、メディアが破損している場合や再フォーマット後でも、残っているデータを手がかりに復元を試みます。
向いているのは、フォルダ構造や管理情報の復旧よりも、まずは中身の回収を優先したい人です。テキストベースの操作に抵抗がなく、復元対象が写真だけでなく多種のファイルに広がっていても対応したいケースに合います。
ファイルシステムを「追わない」復元方式
PhotoRecの核は、ファイルシステムの情報ではなく、ディスク上の実データの特徴(シグネチャ)を探して復元する点にあります。これにより、ファイルシステムが大きく壊れていたり、再フォーマットされていたりしても、データが残っている限りは復元できる可能性があります。写真復元の印象が強い名前ですが、実際には動画、文書、アーカイブなど幅広い種類を対象にしています。
対応メディアとファイル形式の広さ
復元対象は、デジタルカメラのメモリーカードだけでなく、ハードディスクやSSD、CD-ROMなど多様なストレージをカバーします。復元できる形式もJPEGなどの画像に限らず、ZIP、Office文書、PDF、HTMLといったファイルを含み、対応拡張子は四百八十以上とされています。
安全性への配慮と、割り切りが必要な点
対象メディアには書き込まない読み取り専用で扱う方針が明確で、復元作業中に元のドライブへ変更を加えにくいのは安心材料です。また、復元したファイルの検証を行い、無効なファイルを除外する設定も用意されています。
一方で、操作はテキストベースで進むため、普段GUI中心のソフトに慣れていると最初は取っつきにくさがあります。さらに、断片化したJPEGをより多く拾うための「bruteforce」オプションはCPU負荷が高いとされ、状況によっては扱いどころを選びます。
Windowsでの立ち位置
PhotoRecはオープンソース(GNU GPL v2+)として提供され、TestDiskとセットで扱われる位置付けです。Windows 11を含む複数のWindows環境で動作が案内されており、特定のメーカーやカメラに縛られない汎用的な復元ツールとして使えます。データ復旧だけでなく、デジタルフォレンジック用途でも言及されている点からも、実務寄りの道具としての性格がうかがえます。
高評価
- ファイルシステムを無視して実データから探す方式で、破損や再フォーマット後でも復元を試せる
- 写真だけでなく、文書やアーカイブなど多様なファイル形式に対応している
- 対象メディアを読み取り専用で扱う設計で、復元元への書き込みを避ける方針が明確
- Windows 11を含むWindows環境での動作が案内されている
低評価
- テキストベースの操作のため、GUIに慣れている人には学習コストが出やすい
- JPEG向けのbruteforceオプションはCPU負荷が高いとされ、状況によっては使いどころが難しい